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没後150年 歌川国芳展 

「歌川国芳展」に行ってきました。

前期、後2日という所だったので、
混むのを予測して朝一番に着く予定だったのですが、
10時前に着いた場所はサントリー美術館でした。
ものすごい勘違いをしていたのです。あわてました。

私、以前祐天寺に結構長く住んでいて、神谷町で働いていた事もあり、
六本木って全く知らない街でもなかったはずなんです。
それが、もうどこがどこだか全く解らずびっくりでした。
まぁそれでもなんとか辿り着きました。
その時にはもうすっかり開館してましたけど…

私の絵の展示の見方は、とにかく目ぼしい物を
チェックしつつラストまでざっくり観て、
戻ってチェックした絵をじっくり観ていきます。
人の群れから一歩下がった所からざっくり観ていると、
第1章(入り口部分)はやはり混んでるなぁという
印象だったのですが、
今回それでも早い時間に行ったからなのか、
第2章辺りでガラガラ。
落ち着かない程の独り占め状態でした。

ここからはちょっと愚痴。
目ぼしい物のチェックには出品リストが欠かせませんが、
今回、作ってないんですって。
出品リストがない大きな展示って私は初めてでした。
後、解説がないわけではないのですが、極端に少ない。
展示の横に全く別の絵のコピーが貼ってあるけど、
解説がない場所がある。(ある所もあったけど…)
解説ってたくさんはなくてもいいのだけど、
意味ありげにそういう展示法にするなら、
謎解きじゃあないんだから、解説はつけて欲しいなぁ
と思うのは私だけなのかなぁ??
結局途中にある図録を何度か見に行っては
納得して戻るという繰り返しでした。
今回の展示、ものすごく不親切ですね。

解説と言えば、以前行った府中市の「国芳展」はよかった。
学芸員さんのセンスがものすごく光っていて、とてもおもしろかったです。
絵を観に行って、初めて最初から最後まで解説を読んでしまいました。

余談ですが、私はイヤホンガイドが苦手で、
しかも周りの人たちの会話が苦手なので、
絵の展示はウォークマンで音楽を聴きながらの鑑賞します。
今回は上々颱風にしてみました。
結構あってましたよ。

今回の展示の大半は一度観ているので、
随分気を抜いて観ていましたが、
お初に観た絵でこれはいい!!と思ったのが、
「六様性国芳自慢 先負 文覚上人」ですかね。
音がしそうな程の迫力がすごかったです。

後は「龍宮遊さかなげいづくし」かな。
文字が全部読めないのが口惜しいのですが、
(版が悪いからではなく、私に学がないから)
カニが紙切りをしたりして、魚が芸をしているのですよ。
それがなんとも楽しくて、笑ってしまいました。

他、すでに観たもので、やはりいいなぁと思うのは
「本朝水滸伝剛勇八百人一個 岩沼吉六郎信里」や
「金魚づくし いかだのり」「里すゞめねぐらの仮宿」
「道外化もの夕涼み」「諸鳥やすうりづくし」等々
言い始めたらキリがない程やはり国芳は楽しいです。

後期はちゃんとリストをプリントアウトして、
万全の態勢で臨みたいと思います。

コメント

泉鈴 様

コメントありがとうござます。
ははは、ぜひ行ってみてもらいたいです。

いつもは解説ってどう?
って思ってましたが、
これだけ少ないとさすがに殺風景でした。
リストは本当にびっくりでした。

でも文字がない分、人々の動きがちょっとスムーズだったかも…
絵を観ないで文字を読んでいる人多いですからねぇ~

ほんとっ?!

まさかまさか
最初から
出品リストが無いなんて。
冗談だと思いたいです。
解説についても同じく。

違う意味で
行ってみたいですね。

  • [2012/01/19 21:12]
  • URL |
  • 泉鈴(せいれい)
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