三十三間堂 二十八部衆の配置換えと尊名変更
昨年11月に、突如思い立って京都に一人旅をしてきました。
旅行支援という甘い囁きに魅かれたんです。
パンデミックが始まる1年前の2019年9月に三十三間堂に行きました。
そして二十八部衆の配置換えと何体かの尊名変更の驚愕な事実を目の当たりにしました。
その時のブログはこちら。
これは改めて調べてから行こうと思っていた矢先にパンデミック突入で、
もやもやを抱えたまま時が過ぎていったのです。
そしてやっと三十三間堂へ2日間たっぷり行ってきました。
1日目は配置換えと尊名変更の一体一体の確認。
2日目は迦楼羅様のご尊顔をひたすら拝す日です。
行く前に文献調べました。
ただ文献が少なくて、2019年に売り切れていた三十三間堂発行「無畏」を
取り寄せたのですが、何故・どのように配置換えと尊名変更をしたのかほとんど解らず、
この大変革に関わられた田中公明氏の著書「千手観音と二十八部衆の謎」であらましが解り、
さらに尊名の疑問を提唱されていた伊東史朗氏の著書
「八部衆・二十八部衆 (日本の美術 No.379) 」から
尊名比較を表にして三十三間堂に乗り込みました。
風神雷神を含む30体のうち配置換えが28体(仁王2体以外全て)
尊名全変更が13体一部変更(最後の王・人・士が外れる)が9体と
なかなかの衝撃な数です。
迦楼羅様メインだったので、こんなに一体一体しっかり拝させていただいたのは初めてでした。
ただ、全く拝してなかった訳ではなく漠然と拝していたので、違和感大いにあります。
以前に書いた通り、迦楼羅様が18体目に安置されていたのが6体目に
なった事が最大の違和感ですが、
衝撃だったのが五部浄居天が提頭頼吒王(四天王)へ
金色孔雀王が五部浄居へ
神母天が緊那羅へそれに伴い緊那羅が乾闥婆へ
尊名変更になった事です。
迦楼羅様ファンとしては、八部衆は気になる存在なので、
他よりも憶えてしまうのですが、今回何がなにやら理解不能です。
特に五部浄。興福寺の美少年が三十三間堂で凛々しくなって
感慨深いと思っていたのに、実は顔ぱっかーんと割れてるからと
言われても理解が出来ない。
でも歴史あるお寺でこれだけ変えるのは並々ならぬ決断だったと思われます。
今後もこれに続くお寺が出てくる事を思うと三十三間堂を尊敬します。
これは新たな気持ちで二十八部衆へ向き合い直さなければいけないと思った
三十三間堂 2DAYS!!でした。
ここからは余談。
尊敬すると言って、文句を言うのもなんですが…
三十三間堂のお堂は撮影禁止なんですが、
そこに尊名変更の理由が結構しっかり書いてあるのです。
そしてその資料がどこにもない。これ書いていけって事?
それこそ「無畏」に書いておいて欲しいと思うのは私だけなんでしょうか?
拝観時間が私が行った日から9時になっていた、ショック。
すっかり皆様動ける時間で、最初から混んでいる。
ガイドの説明が気になるし、この大変革に誰も触れてないのも
なんだかなと思ってしまいました。
でも配置換えでいい事もありました。
迦楼羅様が後半に安置されていた時には
飽きた人々に河童だなんだと揶揄されていたのですが、
最初の方に安置されてているので、感想もなく、
静かに過ぎて行ってくれるのはありがたかったです。
もう一つ
初めて六波羅蜜寺に行ってきました。
国立博物館に空也上人像がいらしていた事は知っていたのですが、
六波羅蜜寺に行ってみたくなると二度手間なので行かなかったんです。
なかかなゾワッとする御像です。歩き出しそうです。
空也上人像もさることながら、ここには運慶と湛慶像があるんです!!
行くまで、知らなかったんです。
あなた方の素晴らしい作品のおかげで私の人生幸せです。
とつい拝んでしまいました。
旅行支援という甘い囁きに魅かれたんです。
パンデミックが始まる1年前の2019年9月に三十三間堂に行きました。
そして二十八部衆の配置換えと何体かの尊名変更の驚愕な事実を目の当たりにしました。
その時のブログはこちら。
これは改めて調べてから行こうと思っていた矢先にパンデミック突入で、
もやもやを抱えたまま時が過ぎていったのです。
そしてやっと三十三間堂へ2日間たっぷり行ってきました。
1日目は配置換えと尊名変更の一体一体の確認。
2日目は迦楼羅様のご尊顔をひたすら拝す日です。
行く前に文献調べました。
ただ文献が少なくて、2019年に売り切れていた三十三間堂発行「無畏」を
取り寄せたのですが、何故・どのように配置換えと尊名変更をしたのかほとんど解らず、
この大変革に関わられた田中公明氏の著書「千手観音と二十八部衆の謎」であらましが解り、
さらに尊名の疑問を提唱されていた伊東史朗氏の著書
「八部衆・二十八部衆 (日本の美術 No.379) 」から
尊名比較を表にして三十三間堂に乗り込みました。
風神雷神を含む30体のうち配置換えが28体(仁王2体以外全て)
尊名全変更が13体一部変更(最後の王・人・士が外れる)が9体と
なかなかの衝撃な数です。
迦楼羅様メインだったので、こんなに一体一体しっかり拝させていただいたのは初めてでした。
ただ、全く拝してなかった訳ではなく漠然と拝していたので、違和感大いにあります。
以前に書いた通り、迦楼羅様が18体目に安置されていたのが6体目に
なった事が最大の違和感ですが、
衝撃だったのが五部浄居天が提頭頼吒王(四天王)へ
金色孔雀王が五部浄居へ
神母天が緊那羅へそれに伴い緊那羅が乾闥婆へ
尊名変更になった事です。
迦楼羅様ファンとしては、八部衆は気になる存在なので、
他よりも憶えてしまうのですが、今回何がなにやら理解不能です。
特に五部浄。興福寺の美少年が三十三間堂で凛々しくなって
感慨深いと思っていたのに、実は顔ぱっかーんと割れてるからと
言われても理解が出来ない。
でも歴史あるお寺でこれだけ変えるのは並々ならぬ決断だったと思われます。
今後もこれに続くお寺が出てくる事を思うと三十三間堂を尊敬します。
これは新たな気持ちで二十八部衆へ向き合い直さなければいけないと思った
三十三間堂 2DAYS!!でした。
ここからは余談。
尊敬すると言って、文句を言うのもなんですが…
三十三間堂のお堂は撮影禁止なんですが、
そこに尊名変更の理由が結構しっかり書いてあるのです。
そしてその資料がどこにもない。これ書いていけって事?
それこそ「無畏」に書いておいて欲しいと思うのは私だけなんでしょうか?
拝観時間が私が行った日から9時になっていた、ショック。
すっかり皆様動ける時間で、最初から混んでいる。
ガイドの説明が気になるし、この大変革に誰も触れてないのも
なんだかなと思ってしまいました。
でも配置換えでいい事もありました。
迦楼羅様が後半に安置されていた時には
飽きた人々に河童だなんだと揶揄されていたのですが、
最初の方に安置されてているので、感想もなく、
静かに過ぎて行ってくれるのはありがたかったです。
もう一つ
初めて六波羅蜜寺に行ってきました。
国立博物館に空也上人像がいらしていた事は知っていたのですが、
六波羅蜜寺に行ってみたくなると二度手間なので行かなかったんです。
なかかなゾワッとする御像です。歩き出しそうです。
空也上人像もさることながら、ここには運慶と湛慶像があるんです!!
行くまで、知らなかったんです。
あなた方の素晴らしい作品のおかげで私の人生幸せです。
とつい拝んでしまいました。
- [2023/01/12 11:14]
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明けましておめでとうございます。
令和五年、2023年の幕開けです。
昨年末、うっかりシメのブログを書くのを忘れました。
引っ越して、うちの周りのスーパーが1日or2日からやっているので、
あまり買い物もしなかったし、黒豆も煮なかったので、
年末気分になってなかった様です。
こんな年もあるよね。
という事で、ちょっとだけ振り返りを。
昨年の目標の『新たな何かを見つける』でした。
見つけたのは成虫キマダラカメムシとドオー
将来につながる何かはなかったです。
1年振り返ると、パンデミックって日常になるんだ。
という感じです。私的にはもう堅苦しくもなんともない。
過去のパンデミックもこんなだったのでしょうか。
で、もう一度、こんな年もあるよね。
さて卯年の2023年元旦。
毎年恒例、U2のNew Year's Dayを聞きながらの謹賀新年です。
波平さんと同い年も後数日です。
ブログにも書きましだが、
昨年からペンギングッズの整理をし始めました。
今年も整理&買い控えして、こじんまりなコレクター目指します。
カメムシは今年もしかするといいカメムシに会えるかもです。
いや、会うぞ!!
昨年末にフィルムスキャナーを買いました。
いろいろな思い出を見返しています。
そして、恥の多い人生、実感中です。
もちろん素晴らしい思い出も!!
今年はグッズ減ってブログ書くこと減ったので、
ブログに出そうかと思っています。
今年の目標。
『減らす』にします。グッズもですが、脂肪もね。
でもブログは現状維持で。
ごれ以上減らしたら、無くなる。
細々と続く温順通信を昨年もご愛顧いただきありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。

2001/12 falklandにて
昨年末、うっかりシメのブログを書くのを忘れました。
引っ越して、うちの周りのスーパーが1日or2日からやっているので、
あまり買い物もしなかったし、黒豆も煮なかったので、
年末気分になってなかった様です。
こんな年もあるよね。
という事で、ちょっとだけ振り返りを。
昨年の目標の『新たな何かを見つける』でした。
見つけたのは成虫キマダラカメムシとドオー
将来につながる何かはなかったです。
1年振り返ると、パンデミックって日常になるんだ。
という感じです。私的にはもう堅苦しくもなんともない。
過去のパンデミックもこんなだったのでしょうか。
で、もう一度、こんな年もあるよね。
さて卯年の2023年元旦。
毎年恒例、U2のNew Year's Dayを聞きながらの謹賀新年です。
波平さんと同い年も後数日です。
ブログにも書きましだが、
昨年からペンギングッズの整理をし始めました。
今年も整理&買い控えして、こじんまりなコレクター目指します。
カメムシは今年もしかするといいカメムシに会えるかもです。
いや、会うぞ!!
昨年末にフィルムスキャナーを買いました。
いろいろな思い出を見返しています。
そして、恥の多い人生、実感中です。
もちろん素晴らしい思い出も!!
今年はグッズ減ってブログ書くこと減ったので、
ブログに出そうかと思っています。
今年の目標。
『減らす』にします。グッズもですが、脂肪もね。
でもブログは現状維持で。
ごれ以上減らしたら、無くなる。
細々と続く温順通信を昨年もご愛顧いただきありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。

2001/12 falklandにて
- [2023/01/01 10:04]
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